外観と特徴 -Form and Function-

誇らしげに掲げられた頭部が、その上品な身のこなしを一層優美に見せています。また、無駄のない、洗練された力強さを感じさせるこの犬種は、力だけで前に押し進むというよりも、軽やかな足取りでなめらかに歩き、疲労感をまったく見せないという特質も持っています。常に知的な雰囲気をかもし出し、時々探るような目つきで周囲を見回すことがあります。
また、まっすぐ直線的に走るというよりは、大きな円を描くように走る傾向があります。
硬くてまっすぐな、美しい短毛で体全体が覆われ、その下には下毛が密にはえています。
| 活発度 | |
| 必要運動量 | |
| 遊び好き度 | |
| 人なつこさ | |
| 犬に対する友好度 | |
| 他のペットに対する友好度 | |
| 知らない人への友好度 |
| しつけやすさ | |
| 番犬適性 | |
| 防衛能力 | |
| 手入れ | |
| 耐寒能力 | |
| 耐暑能力 |
犬種プロフィール -Profile-
| AKCランキング | 96 |
| JKCランキング | 104 |
| 仲間 | 牧畜犬 |
| 原産地 | ベルギー |
| 起源 | 19世紀 |
| 元来の役割 | 牧畜犬 |
| 現在の役割 | 警備犬、警察犬、麻薬探知犬、補助犬、ハーディング競技、牧畜犬 |
| 体高(雄)インチ(cm) | 24-26(61-66) |
| 体重(雄)ポンド(kg) | 60-65(27-29) |
| 体高(雌)インチ(cm) | 22-24(56-61) |
| 体重(雌)ポンド(kg) | 60-65(27-29) |
| JKC理想体高(雄)cm | 62 |
| JKC理想体重(雄)kg | 25-30 |
| JKC理想体高(雌)cm | 56-62 |
| JKC理想体重(雌)kg | 20-25 |
| 別名 | マリノア、シアン・デ・ベルジェ・ベルグ |
歴史 -History-
フランス語(ベルギー公用語のひとつ)で「シアン・デ・ベルジェ・ベルグ」という総称で知られているベルギー原産の牧羊犬たちは、ベルギーで多目的に使われているシェパードや家畜護衛犬の歴史とほぼ同じような過程を経てきています。これらの犬たちは、外見的美しさを追求するというよりも、作業犬としての能力を高めるためにのみ繁殖されてきたと考えられていますが、その改良における記録は残念ながら一切残っていません。
1800年代の後半にはドッグショーが盛んに行われるようになっていましたが、ベルギーには国の代表として表舞台に出せるような、はっきりと認定された犬種がまだいない状態でした。
1891年、アドルフ・ロイル教授がベルギー原産の犬たちを研究するよう依頼されることになります。教授は、ベルギー原産の犬たちを異なった種類に分類できるかどうかを調査し始めました。その結果、彼は被毛のタイプと色以外が非常によく似た犬のグループを見つけ出し、これらの犬たちを「ベルジアン・シェパード」として分類しました。なかでも、短毛タイプの犬たちは、マリーヌ地方周辺で繁殖されていたため、「ベルジアン・マリノア」として知られるようになります。
ベルジアン・シェパードは、なかでも、生まれ故郷であるベルギーでもっとも人気を集めていましたが、その後アメリカでも確固たる発展を遂げます。ベルジアン・マリノアは、1911年から第二次世界大戦の間にアメリカで大変な人気を獲得することになりました。ところが、戦後になると登録数が激減し、コンクールや競技会などでは徐々に見かけなくなっていきます。
1959年には、この犬種はさらに2種類に分けられ、その後、ベルジアン・マリノアは他のベルギー原産の犬種に比べると、数としては少ないながらも、登録数は着実に増加の一途をたどってきました。さらに最近になって、この犬種が警察犬として非常に優れていることが世界中に知られるようになったため、その人気に拍車がかかるようになりました。警察犬としての能力はジャーマン・シェパードをも超えるとまでいわれ、家庭やショーの舞台ではあまり見かけませんが、現在も世界中で、平和を守るために活躍する犬として人気を誇っています。
1800年代の後半にはドッグショーが盛んに行われるようになっていましたが、ベルギーには国の代表として表舞台に出せるような、はっきりと認定された犬種がまだいない状態でした。
1891年、アドルフ・ロイル教授がベルギー原産の犬たちを研究するよう依頼されることになります。教授は、ベルギー原産の犬たちを異なった種類に分類できるかどうかを調査し始めました。その結果、彼は被毛のタイプと色以外が非常によく似た犬のグループを見つけ出し、これらの犬たちを「ベルジアン・シェパード」として分類しました。なかでも、短毛タイプの犬たちは、マリーヌ地方周辺で繁殖されていたため、「ベルジアン・マリノア」として知られるようになります。
ベルジアン・シェパードは、なかでも、生まれ故郷であるベルギーでもっとも人気を集めていましたが、その後アメリカでも確固たる発展を遂げます。ベルジアン・マリノアは、1911年から第二次世界大戦の間にアメリカで大変な人気を獲得することになりました。ところが、戦後になると登録数が激減し、コンクールや競技会などでは徐々に見かけなくなっていきます。
1959年には、この犬種はさらに2種類に分けられ、その後、ベルジアン・マリノアは他のベルギー原産の犬種に比べると、数としては少ないながらも、登録数は着実に増加の一途をたどってきました。さらに最近になって、この犬種が警察犬として非常に優れていることが世界中に知られるようになったため、その人気に拍車がかかるようになりました。警察犬としての能力はジャーマン・シェパードをも超えるとまでいわれ、家庭やショーの舞台ではあまり見かけませんが、現在も世界中で、平和を守るために活躍する犬として人気を誇っています。
気質 -Temperament-
ベルジアン・マリノアをもっともうまく表現している言葉といえば「熱心さ」といえるでしょう。それぐらいこの犬種は、与えられた仕事に常にまじめに取り組み、頭がよく警戒心に富んだ、理想的な番犬であり警備犬です。それだけに、いつも精神的、また肉体的な刺激を必要とするエネルギッシュな犬種といえます。
こういった性質のため、見知らぬ人には距離を置き、他の犬や動物に対しては攻撃的になる傾向があります。なかには、度を越えて威圧的な態度をとる犬もいるようです。
この犬種は、限られた空間に閉じ込められたりすると、本来の活発な性質を抑圧してしまうためか、円を描くようにして走り回ることがありますが、基本的には、飼い主と一緒に過ごすことを楽しみ、家族をしっかりと守ってくれる頼もしい犬種です。
こういった性質のため、見知らぬ人には距離を置き、他の犬や動物に対しては攻撃的になる傾向があります。なかには、度を越えて威圧的な態度をとる犬もいるようです。
この犬種は、限られた空間に閉じ込められたりすると、本来の活発な性質を抑圧してしまうためか、円を描くようにして走り回ることがありますが、基本的には、飼い主と一緒に過ごすことを楽しみ、家族をしっかりと守ってくれる頼もしい犬種です。
飼育管理 -Upkeep-
ベルジアン・マリノアは非常にエネルギッシュな犬種なので、毎日かなりの運動をさせることが必要です。リードをつけてのんびりと散歩を楽しむというよりは、長い距離をジョギングさせるか、活発に遊ばせるといった、ある程度激しい運動を取り入れなければいけません。特に家畜の群れを移動させる作業に似た運動をさせると、夢中になって取り組みます。
温暖な気候の地域や少々涼しい気候の地域では屋外で飼育することも可能ですが、できれば室内にいる時間も設け、屋外にいる時間とのバランスをとってあげるのがよいでしょう。
被毛は1週間に1回程度ブラッシングをし、1週間に2回以上はむだ毛や抜け毛を取り除いてあげてください。
温暖な気候の地域や少々涼しい気候の地域では屋外で飼育することも可能ですが、できれば室内にいる時間も設け、屋外にいる時間とのバランスをとってあげるのがよいでしょう。
被毛は1週間に1回程度ブラッシングをし、1週間に2回以上はむだ毛や抜け毛を取り除いてあげてください。
健康 -Health-
| 特に気をつけたい病気 | 特になし |
| 気をつけたい病気 | 股関節形成不全、てんかん、アレルギー性皮膚疾患 |
| たまにみられる病気 | 特になし |
| しておきたい検査 | 股関節検査 |
| 寿命 | 10〜12歳 |
