フィニッシュ・スピッツ
Finnish Spitz
外観と特徴 -Form and Function-

横から見るとほぼ正方形に近い胴体を持ち、すばやく、軽やかな足取りで歩きます。
被毛は、柔らかで短い下毛と、約2.5〜5cmの硬くまっすぐな上毛との二層構造になっており、非常に寒い環境のなかでも疲れることなく狩りをすることができます。フィニッシュ・スピッツは、激寒のなかで狩りをするうえで、それに耐え得るよう作られた体型と、疲れを見せないタフな性質とを兼ね備えた生粋の狩猟犬といえます。
| 活発度 | |
| 必要運動量 | |
| 遊び好き度 | |
| 人なつこさ | |
| 犬に対する友好度 | |
| 他のペットに対する友好度 | |
| 知らない人への友好度 |
| しつけやすさ | |
| 番犬適性 | |
| 防衛能力 | |
| 手入れ | |
| 耐寒能力 | |
| 耐暑能力 |
犬種プロフィール -Profile-
| AKCランキング | 141 |
| JKCランキング | 表記なし |
| 仲間 | スピッツ系、北方祖先系の狩猟犬 |
| 原産地 | フィンランド |
| 起源 | 古代 |
| 元来の役割 | 鳥を飛び立たせること、回収犬 |
| 現在の役割 | 狩猟犬 |
| 体高(雄)インチ(cm) | 17.5-20(44.5-51) |
| 体重(雄)ポンド(kg) | 31-36(14-16) |
| 体高(雌)インチ(cm) | 15.5-18(39.5-46) |
| 体重(雌)ポンド(kg) | 23-29(10-13) |
| JKC理想体高(雄)cm | - |
| JKC理想体重(雄)kg | - |
| JKC理想体高(雌)cm | - |
| JKC理想体重(雌)kg | - |
| 別名 | スオメンピュステュコルヴァ、フィンスク・スペッツ |
歴史 -History-
フィニッシュ・スピッツは、スピッツ系の北方祖先犬をその起源としている犬種です。この祖先犬たちは、昔、フィン・ウゴル族がユーラシア大陸からフィンランドへと移動してきた時に、一緒に連れてこられたといわれています。
当時、この犬たちはキャンプ暮らしのフィン・ウゴル族の番犬として、また、のちには猟犬として活躍することになります。
この犬種は他の世界から孤立した状態に置かれていたため、改良の手が入ることもなく、純血のままその血統を受け継いでいました。ところが、1800年代初めに、他民族が自分たちの犬を引き連れてこの地方に移り住むことになり、異種交配が行われて、純血のフィニッシュ・スピッツはほとんど姿を消してしまいます。
その後、1800年代後半に、フィンランド人である二人のスポーツ愛好家が、異種交配をしていない、何頭かの純血種のフィニッシュ・スピッツを発見します。彼らはその犬たちの姿に大変感銘を受け、この絶滅の危機に陥っている犬種を救おうと立ち上がりました。
この犬種は当初、フィンランド語で「スオメンピュステュコルヴァ(ピンと立った耳を持つフィンランドの犬)」、または吠え声を駆使した鳥猟を繰り広げていたことから、「フィニッシュ・バーキング・バード・ドッグ」などと呼ばれていました。また、初めてイギリスに渡った時には、フィニッシュ・スピッツのスウェーデン語での呼び名「フィンスク・スペッツ」が使われていましたが、1891年、正式に「フィニッシュ・スピッツ」という名前に変更されました。
1920年代になると、イギリスにやってきたこの犬種は「フィンキー」というニックネームで親しまれるようになります。その後、1960年代になって初めてアメリカで繁殖されるようになり、1988年にはAKCのノンスポーティング・グループに認定されることになります。
アメリカではずっと、フィニッシュ・スピッツは愛玩犬として親しまれてきましたが、原産国のフィンランドでは、以前と変わらず今も狩猟犬として人々から重宝されています。この犬種は、小さな昆虫から大きなヘラジカまで、どんな獲物の狩猟もこなす万能の狩猟犬ですが、フィンランドでは特に、七面鳥によく似たオオライチョウや、黒ライチョウの狩りで活躍しています。
フィニッシュ・スピッツの狩りの仕方は独特で、猟師から離れて歩き回り、獲物となる鳥を見つけると、その居場所を大きな声で吠えて猟師に知らせるといった狩猟法をとります。鳥が飛び立てば、犬たちは鳥がまたどこかに止まるまで執拗に追いかけ、止まったその場所を、また猟師に吠えて知らせます。不思議なことに、この犬が吠えると、鳥は催眠術をかけられたように動けなくなるといわれています。
フィンランドでは、ドッグショーのチャンピオンは、狩猟の現場でも優れた能力を発揮できると考えられています。そんなお国柄もあってか、毎年この犬種のなかから「キング・バーカー(吠える王者)」が選ばれるほど、フィニッシュ・スピッツの鳴き声に関する能力は高く評価されています。
ちなみにこの犬種は現在、フィンランドの国犬となっています。
当時、この犬たちはキャンプ暮らしのフィン・ウゴル族の番犬として、また、のちには猟犬として活躍することになります。
この犬種は他の世界から孤立した状態に置かれていたため、改良の手が入ることもなく、純血のままその血統を受け継いでいました。ところが、1800年代初めに、他民族が自分たちの犬を引き連れてこの地方に移り住むことになり、異種交配が行われて、純血のフィニッシュ・スピッツはほとんど姿を消してしまいます。
その後、1800年代後半に、フィンランド人である二人のスポーツ愛好家が、異種交配をしていない、何頭かの純血種のフィニッシュ・スピッツを発見します。彼らはその犬たちの姿に大変感銘を受け、この絶滅の危機に陥っている犬種を救おうと立ち上がりました。
この犬種は当初、フィンランド語で「スオメンピュステュコルヴァ(ピンと立った耳を持つフィンランドの犬)」、または吠え声を駆使した鳥猟を繰り広げていたことから、「フィニッシュ・バーキング・バード・ドッグ」などと呼ばれていました。また、初めてイギリスに渡った時には、フィニッシュ・スピッツのスウェーデン語での呼び名「フィンスク・スペッツ」が使われていましたが、1891年、正式に「フィニッシュ・スピッツ」という名前に変更されました。
1920年代になると、イギリスにやってきたこの犬種は「フィンキー」というニックネームで親しまれるようになります。その後、1960年代になって初めてアメリカで繁殖されるようになり、1988年にはAKCのノンスポーティング・グループに認定されることになります。
アメリカではずっと、フィニッシュ・スピッツは愛玩犬として親しまれてきましたが、原産国のフィンランドでは、以前と変わらず今も狩猟犬として人々から重宝されています。この犬種は、小さな昆虫から大きなヘラジカまで、どんな獲物の狩猟もこなす万能の狩猟犬ですが、フィンランドでは特に、七面鳥によく似たオオライチョウや、黒ライチョウの狩りで活躍しています。
フィニッシュ・スピッツの狩りの仕方は独特で、猟師から離れて歩き回り、獲物となる鳥を見つけると、その居場所を大きな声で吠えて猟師に知らせるといった狩猟法をとります。鳥が飛び立てば、犬たちは鳥がまたどこかに止まるまで執拗に追いかけ、止まったその場所を、また猟師に吠えて知らせます。不思議なことに、この犬が吠えると、鳥は催眠術をかけられたように動けなくなるといわれています。
フィンランドでは、ドッグショーのチャンピオンは、狩猟の現場でも優れた能力を発揮できると考えられています。そんなお国柄もあってか、毎年この犬種のなかから「キング・バーカー(吠える王者)」が選ばれるほど、フィニッシュ・スピッツの鳴き声に関する能力は高く評価されています。
ちなみにこの犬種は現在、フィンランドの国犬となっています。
気質 -Temperament-
フィニッシュ・スピッツは、他のスピッツ系の犬よりも狩猟本能を強く持っていますが、独立心が旺盛で、少々頑固な面を持ち合わせているといった特徴は、他のスピッツ系とあまり変わるところはありません。
好奇心が強く、遊ぶことが大好きですが、強い感受性の持ち主なので、一人の飼い主にずっと忠誠を尽くす傾向があります。また、雄犬の場合、群れのなかでの順位制を強く意識し、時々高圧的な態度で周囲を支配しようとする傾向がみられることもあります。
子供や他のペットとは基本的に仲よくやっていけますが、見知らぬ人には、よそよそしい表情を浮かべて距離を置こうとします。見知らぬ犬に対しても警戒し、時には攻撃的になることもあります。
吠え声を駆使して狩猟を行うフィニッシュ・スピッツは、時々その能力を誇示したがるかのように、誇らしげに大きな声で吠えることがあります。
好奇心が強く、遊ぶことが大好きですが、強い感受性の持ち主なので、一人の飼い主にずっと忠誠を尽くす傾向があります。また、雄犬の場合、群れのなかでの順位制を強く意識し、時々高圧的な態度で周囲を支配しようとする傾向がみられることもあります。
子供や他のペットとは基本的に仲よくやっていけますが、見知らぬ人には、よそよそしい表情を浮かべて距離を置こうとします。見知らぬ犬に対しても警戒し、時には攻撃的になることもあります。
吠え声を駆使して狩猟を行うフィニッシュ・スピッツは、時々その能力を誇示したがるかのように、誇らしげに大きな声で吠えることがあります。
飼育管理 -Upkeep-
活動的なフィニッシュ・スピッツには、毎日、長めの散歩や、囲いのある安全なスペースで自由に走らせるといった運動を取り入れてあげましょう。この犬種は生粋の狩猟犬なので、狩りをしようと勝手に外へ出てしまうこともあるので注意が必要です。
温暖な気候の地域や涼しい気候の地域では、屋外で飼育することもできますが、室内で家族と暮らすのが理想的です。
二層構造になっている被毛には、1週間に1〜2回程度のブラシングをし、週3回以上はむだ毛や抜け毛を取り除いてあげましょう。この犬種は非常に清潔好きです。被毛はあまり脂っぽくなく、犬独特の臭いもほとんどありません。
温暖な気候の地域や涼しい気候の地域では、屋外で飼育することもできますが、室内で家族と暮らすのが理想的です。
二層構造になっている被毛には、1週間に1〜2回程度のブラシングをし、週3回以上はむだ毛や抜け毛を取り除いてあげましょう。この犬種は非常に清潔好きです。被毛はあまり脂っぽくなく、犬独特の臭いもほとんどありません。
健康 -Health-
| 特に気をつけたい病気 | 特になし |
| 気をつけたい病気 | 特になし |
| たまにみられる病気 | 股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、てんかん |
| しておきたい検査 | 特になし |
| 寿命 | 12〜14歳 |
