プーリー
Puli
外観と特徴 -Form and Function-

どんな天候の下でも作業ができるプーリーは、羊毛のように柔らかく、密生してはえている下毛と、ウェーブかややカールがかっている上毛との二層構造の被毛で覆われています。この被毛は放っておくと簡単にもつれ、束になってくっつき、縄のような状態になっていくので、定期的にくしでといてあげたほうがよいでしょう。
| 活発度 | |
| 必要運動量 | |
| 遊び好き度 | |
| 人なつこさ | |
| 犬に対する友好度 | |
| 他のペットに対する友好度 | |
| 知らない人への友好度 |
| しつけやすさ | |
| 番犬適性 | |
| 防衛能力 | |
| 手入れ | |
| 耐寒能力 | |
| 耐暑能力 |
犬種プロフィール -Profile-
| AKCランキング | 129 |
| JKCランキング | 98 |
| 仲間 | 牧畜犬、ガンドッグ |
| 原産地 | ハンガリー |
| 起源 | 中世 |
| 元来の役割 | 牧畜犬 |
| 現在の役割 | ハーディング競技 |
| 体高(雄)インチ(cm) | 17(43) |
| 体重(雄)ポンド(kg) | 25-35(11-16) |
| 体高(雌)インチ(cm) | 16(41) |
| 体重(雌)ポンド(kg) | 25-35(11-16) |
| JKC理想体高(雄)cm | 39-45 |
| JKC理想体重(雄)kg | 13-15 |
| JKC理想体高(雌)cm | 36-42 |
| JKC理想体重(雌)kg | 10-13 |
| 別名 | ハンガリアン・プーリー、ハンガリアン・ウォーター・ドッグ |
歴史 -History-
9世紀頃、マジャール族は、東ウラル山脈から現在のハンガリーに位置するドナウ川中流の地域まで移動する途中でトルコ人たちと合流し、この一帯を占領しました。この時、マジャール族が連れていた牧羊犬のなかに、現在のプーリーの祖先犬が含まれていました。プーリーは、その体つきがチベタン・スパニエルに非常に似ているため、プーリーの発展にはチベタン・スパニエルが何らかの影響を及ぼしているのではないかと考えられています。
その起源はともかく、この小さい牧羊犬は、羊の背中に飛び乗って羊の動きを変えさせるといったことまでやってのける、大変すばしこい犬でした。また、黒い被毛で覆われていたおかげで、羊の群れのなかに紛れ込んでも羊飼いたちは一目でこの犬を見分けることができました。このように、マジャール族はこの小さな犬を昼間は牧羊犬として使い、やや大型の犬を夜の番犬として使うというふうに、犬のサイズごとに役割を分けて利用していました。
16世紀になると、オスマン帝国の侵略によってマジャール族が大量に殺害され、ハンガリーには、西ヨーロッパから移民や羊、そして犬たちが続々と移住してきました。連れてこられた犬たちは、もともとこの土地に残っていたプーリーと異種交配し、それが現在のプーリーの基盤となっていきました。そのなかで、直立耳を持つテリア・タイプの犬と交配させて誕生した犬がプーミーと呼ばれることになり、このプーミーとプーリーがさらに異種交配されることになり、結果的にもともと持っていたプーリーらしい外貌がほとんど失われてしまうことになってしまいました。
1900年代初めに本来のプーリーを復活させる運動が始まり、最初のスタンダードが1925年に記述されることになります。
ちょうどその頃、プーリーのサイズは多様化していき、警備などを担う大型犬から家畜の管理などを担う中型犬、そして小人に例えられる小型犬まで、さまざまなサイズの犬が登場していました。そのなかでももっとも望ましい大きさと認められたのは中型サイズのプーリーで、伝統的な牧畜犬の代表格として評価されました。
1935年に、アメリカの農務省が、牧畜犬を改良するために数頭のプーリーをハンガリーから輸入します。この改良の試みは第二次世界大戦によって中断してしまいますが、アメリカ国内では、プーリーの評判が人々の間に徐々に広まるようになりました。そして1936年、AKCがプーリーを犬種として認定することになります。
一方ヨーロッパでは、ハンガリー人たちが戦争から解放され、プーリーを他のヨーロッパ諸国へ持ち込んだことで、この犬種はヨーロッパ中の人たちから知られるようになります。
現在のプーリーは、家畜の群れを管理するすばらしい能力を残しながらも、ペットやショードッグとして一定の人気を集めています。
その起源はともかく、この小さい牧羊犬は、羊の背中に飛び乗って羊の動きを変えさせるといったことまでやってのける、大変すばしこい犬でした。また、黒い被毛で覆われていたおかげで、羊の群れのなかに紛れ込んでも羊飼いたちは一目でこの犬を見分けることができました。このように、マジャール族はこの小さな犬を昼間は牧羊犬として使い、やや大型の犬を夜の番犬として使うというふうに、犬のサイズごとに役割を分けて利用していました。
16世紀になると、オスマン帝国の侵略によってマジャール族が大量に殺害され、ハンガリーには、西ヨーロッパから移民や羊、そして犬たちが続々と移住してきました。連れてこられた犬たちは、もともとこの土地に残っていたプーリーと異種交配し、それが現在のプーリーの基盤となっていきました。そのなかで、直立耳を持つテリア・タイプの犬と交配させて誕生した犬がプーミーと呼ばれることになり、このプーミーとプーリーがさらに異種交配されることになり、結果的にもともと持っていたプーリーらしい外貌がほとんど失われてしまうことになってしまいました。
1900年代初めに本来のプーリーを復活させる運動が始まり、最初のスタンダードが1925年に記述されることになります。
ちょうどその頃、プーリーのサイズは多様化していき、警備などを担う大型犬から家畜の管理などを担う中型犬、そして小人に例えられる小型犬まで、さまざまなサイズの犬が登場していました。そのなかでももっとも望ましい大きさと認められたのは中型サイズのプーリーで、伝統的な牧畜犬の代表格として評価されました。
1935年に、アメリカの農務省が、牧畜犬を改良するために数頭のプーリーをハンガリーから輸入します。この改良の試みは第二次世界大戦によって中断してしまいますが、アメリカ国内では、プーリーの評判が人々の間に徐々に広まるようになりました。そして1936年、AKCがプーリーを犬種として認定することになります。
一方ヨーロッパでは、ハンガリー人たちが戦争から解放され、プーリーを他のヨーロッパ諸国へ持ち込んだことで、この犬種はヨーロッパ中の人たちから知られるようになります。
現在のプーリーは、家畜の群れを管理するすばらしい能力を残しながらも、ペットやショードッグとして一定の人気を集めています。
気質 -Temperament-
縄をねじったようなモップ状のむく毛に覆われているプーリーは、毎日運動しなければ気がすまない、エネルギーに満ち溢れた快活な犬種です。好奇心旺盛で、いつも忙しそうに動きまわって過ごすことを好みます。
常に用心深く、周囲の警備に神経を行き渡らせ、家族をしっかりと守ってくれる頼もしい番犬でもあります。少々頑固な一面もあり、他の犬に攻撃的になることもあります。また、吠え癖を持っている犬もいるようです。
常に用心深く、周囲の警備に神経を行き渡らせ、家族をしっかりと守ってくれる頼もしい番犬でもあります。少々頑固な一面もあり、他の犬に攻撃的になることもあります。また、吠え癖を持っている犬もいるようです。
飼育管理 -Upkeep-
プーリーは、特に家畜の群れを管理するような仕事を任せると、張り切ってその仕事に熱中する活動的な犬種です。運動として適度な散歩やジョギング、または、精力的なゲームやトレーニングを取り入れるとよいでしょう。
温暖な地域から少し涼しい地域であれば屋外で飼うこともできますが、室内では行儀のよい、優れた家庭犬にもなります。
被毛には基本的にむだ毛取りは必要ありませんが、ゴミやホコリがつきやすいので、ブラッシングをするか、ひも状に束ねておいたほうがよいでしょう。ブラッシングは毎日か、2日に1回程度の割合で行いましょう。
ひも状に束ねた被毛には土など汚れがついて固まりやすいので、定期的に束をひとつひとつ分けてあげてください。シャンプーをすると被毛が乾くまでにかなり時間がかかり、1日仕事になることもあるので注意が必要です。
ペットとして飼っている場合は、被毛をバリカンなどで刈ってもよいですが、この犬種ならではの独特の個性がなくなってしまいます。
温暖な地域から少し涼しい地域であれば屋外で飼うこともできますが、室内では行儀のよい、優れた家庭犬にもなります。
被毛には基本的にむだ毛取りは必要ありませんが、ゴミやホコリがつきやすいので、ブラッシングをするか、ひも状に束ねておいたほうがよいでしょう。ブラッシングは毎日か、2日に1回程度の割合で行いましょう。
ひも状に束ねた被毛には土など汚れがついて固まりやすいので、定期的に束をひとつひとつ分けてあげてください。シャンプーをすると被毛が乾くまでにかなり時間がかかり、1日仕事になることもあるので注意が必要です。
ペットとして飼っている場合は、被毛をバリカンなどで刈ってもよいですが、この犬種ならではの独特の個性がなくなってしまいます。
健康 -Health-
| 特に気をつけたい病気 | 股関節形成不全 |
| 気をつけたい病気 | 特になし |
| たまにみられる病気 | 進行性網膜萎縮症 |
| しておきたい検査 | 股関節検査、眼科検査 |
| 寿命 | 12〜16歳 |
